空き家古民家DIY~珪藻土壁塗り編~を開催しました
2021.03.08|田舎暮らし隊からのお知らせ
3月7日(日)
ぎりぎりの曇り空
まだまだ春の気配は遠く感じる気候の中でしたが
新城市吉川の古民家F様邸で第3回
「しんしろ木の学校 空き家古民家DIY~珪藻土壁塗り編」を開催しました。
前回のF様邸のストーリーはこちら
F様のお友達や、ホームページをご覧になった方など
興味を持ってくださった県内各地の皆さまが
総勢24名参加してくださいました。
今回は珪藻土壁塗り編…
ということで
先生は「左官(さかん、または、しゃかん)」屋さん。
みなさん「左官」ってご存知ですか??
主に、建物の壁や床、土塀などを
こてを使って塗り仕上げる仕事のことを呼びますが
最近は住宅でも壁紙が使われることも多く
その左官職人さんの数も仕事も
すっかり少なくなってしまいました。
それでも、木の家が多く造られる
東三河や奥三河には
少なくなったとはいえ
まだまだ「左官」屋さんはいらっしゃいます。
今回は、新城の左官屋さんを先生に
いざ、DIY(Do it yourself)!
まずは、先生のお手本から。
珪藻土を使う分だけ板に乗せ、
そこから少量こてに乗せて、壁に塗る。
その、一見単純な作業が
見た目以上に難しい!!
先生がするする塗っていく横で
まずはオーナーのF様がトライしたのですが
「なにこれ!?むずかしっっっ!!」
そう、まず、こてに珪藻土が乗らない!
塗る以前の問題なんです(笑)
それでも、挑戦していくうちに
みなさん段々コツをつかんでいき
スピードも仕上がりもUP!
子ども達も挑戦!
大人も子どもも真剣!
午後にはかなりスピードがアップし
どんどんと壁が仕上がっていきます。
お昼には、今回もF様のご厚意で
地元で無農薬無化学肥料の野菜を育てる農園さんの
野菜をふんだんに使ったけんちん汁もご用意いただきました。
参加者のご家族のちびっこたちも
自然に囲まれたのどかな環境で
のびのびと駆け回り、
テントにも古民家にも、石ころにだって興味津々!
都会では経験できないことの数々に
子ども達の心にも
ここの風景が強く残った…らいいな。
参加者さんたちも
自分たちが仕上げた壁の前で記念撮影♪
お疲れ様のおやつには、今回も五平餅。
こうして、共に家づくりに関わること。
それは、かつての「結」の文化にも似ています。
近年「お金で解決」となりがちだった家づくりも
人の手が加わることで
また、人の手が加わっていることを間近で見ることで
家そのものにも魂が宿る気がします。
地元の材を使い、地元の食を食べ
たくさんの人と人が繋がる場。
微力ながら、これが
新城そして奥三河の活性化の一助になれば。
そう願っております。
次回は「三和土」!お楽しみに♪